禁煙外来
日本では、大気汚染よりタバコの煙が大問題!
いまこそ禁煙にチャレンジしてみませんか?
世界的にも関心の高いPM2.5。これは、大気中に漂う径2.5マイクロメートル(μm)以下の小さな物質で、微小粒子物質PM2.5と呼ばれています。広島県では、PM2.5濃度の一日あたりの平均値が70μm/m3を超えると注意喚起が必要になると判断されています。では、身近な場所ではどのようになっているのでしょう。
調査してみると、
表の右端が見切れる場合はスクロールしてご確認ください。
自由に喫煙の出来るパチンコ店 | 148μm/m3 |
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自由に喫煙可能な店 | 568μm/m3 |
不完全禁煙店の禁煙席 | 336μm/m3 |
不完全禁煙店の喫煙席 | 496μm/m3 |
自動車内での喫煙 | 1000μm/m3 |
となっています。大気汚染を心配している喫煙者の皆さん。実は、皆さんは常に大気汚染以上の汚染された場所に常にいることが分かります。
日本では、次に記載している4つの条件を満たしている方は、保険診療で禁煙するためのサポートが出来るようになっています。
まずは、病院に来ていただき、医師と相談して治療を始めてみませんか?
保険診療の条件
初回の診察で、次の5つの条件を満たせば、健康保険を使って禁煙治療が受けられます。
- 今すぐ禁煙したいと思っている方
- ニコチン依存症テストでニコチン依存症と診断された方
- 35歳以上の方については、1日の喫煙本数×喫煙年数=200以上であること
- 禁煙治療の説明を受け納得し文章で同意していること
- 過去1年以内に健康保険を使った禁煙外来を受診していないこと
ニコチンスクリーニングテスト
ニコチン依存症か否かのテストをしてみましょう。
5問以上該当する方は、ニコチン依存症です。
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問1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
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問2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
問3 | 禁煙したり本数を減らしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 |
問4 | 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
問5 | 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
問6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
問7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
問8 | タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
問9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
問10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
治療スケジュール
健康保険を使った禁煙治療では、12週間(約3ヶ月)で5回の治療を行います。治療スケジュールは以下の通りです。
基本スケジュールの薬剤処方期間は12週間です。12週以降は、医師と相談し24週まで自費で内服することができます。
治療費用
保険診療3割負担の方が、5回通院すると約5,000円〜6,000円+薬剤費(約19,000円)がかかります。薬は、「貼る」タイプと「飲む」タイプの2種類があります。当院では、内服薬(チャンピックス)での治療になります。
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3割負担 | 約19,000円 |
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1割負担 | 約6,300円 |
自費(全額負担) | 約63,000円 |